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末期患者から学んだ8ヵ条

(毎日新聞 2017年5月6日より)
 甲府市で在宅ホスピスケアを続けている内藤いづみ医師(60)、ふじ内科クリニック院長、写真=が、20年を超えるみとりの体験をもとに小冊子を作製。「ページ数は薄いのに濃い内容」 「元気がわいてきます」と好評だ。


 タイトルは「幸せな思い出 優しさと強さを取り戻すために」。全6ページの前半は、65歳の男性がん患者の事例を紹介する。10年前の発症、あらゆる治療を試みても効果なし。体力が衰え、車椅子生活に。周囲に当たり散らす日々。ところが、あるきっかけで静かな時間を獲得した。
最期は口元に笑みを浮かべて……。

 後半は、自ら実践する「完全主義をやめる」などの8ヵ条。ここ数年、身内の病や親友の死を体験。どう乗り越えたか振り返ったとき、自然とわいてきた。「私が患者さんとその家族から学んだことは、病気ではないけれど今苦しんでいる人にも役に立つかもしれません」

 1部100円。部数と住所、電話番号を書いてファクス(055・252。・4811)で申し込む。