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それはおむすびから始まった

日本在宅ホスピスケア研究会山梨支部(内藤いづみ代表)が主催する講演会がこのほど甲府市内で開かれ、「森のイスキア」を主宰する佐藤初女さんが「それはおむすびから始まった。」と題して講演した。佐藤さんはクリスチャンとして奉仕の道に生きることを決意。自宅を「イスキア」と命名して開放し、心の病に苦しむ人を手料理で迎え、共同生活している。


心を病んだ人を手料理で迎える
訪ねてくる人が元気になってもらえるようにと、岩木山のふもとに「森のイスキア」という施設を建てた。「イスキア」はイタリアの地中海にある島の名前。ある生年が苦しみ悩んでいたときに、イスキア島を訪れ、元気になったという本を読んで、この場所もこの話に出てくるイスキア島のように訪れた人が元気になって社会復帰してもらえるよう願って名付けた。そして、そこで心を込めた料理でもてなしている。
食材を「もの」としてよりも「命」としてとらえ、どうすればこの食材はおいしくなるのか考えながら愛情を注ぎはぐくむように料理すると、それは絶対においしくなる。
食べた人が「おいしい」と言ってくれると作った人の喜びにもなる。
食材の「命」をいただき心身を癒す
食べることを大切にすることは健康につながる。食事をすることで体の内側から力が自然と湧いてくる、病院とは違う、内部からの治療である。そこから本当の強さが生まれる。きちんとした正しい食事は体も心も強くしてくれる。
瑞穂(みずほ)の国、お米の国である日本にはおにぎりの文化がある。どこでも、誰でも作れるけれども、深く心に沁(し)み入るおにぎり。それは「心のふるさと」とも言える。おにぎりを見るだけで、お母さんやおばあさん、家族を思い出すことができたり、おにぎりを食べたことで、自殺を思いとどまった人がいるほど、おにぎりは不思議な力を持っている。
おにぎりを握る時は、お米の一粒一粒が呼吸できるようにと思いながらやさしく握る。ぎゅっと固く握ってしまうとお米は息ができず苦しくなってしまう。お米も生きている。その命をいただくのだから、お米の一粒に心を込めながら握ると、食べた人が元気になれる。
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(講演のバックステージにて)


今を大切に生き 示された道へ進む
よく「夢はなんですか」と尋ねられる。私は「今を生きることを大切にしている」と答える。決してまっすぐでなくても、今を一生懸命生きる。誰だって一寸先を考えると迷ってしまうことがある。しかし、今を大切にしていると、心が落ち着いて、自然と道が示される。迷ってしまったら、少し止まって、無理をしないで判断すればいい。
苦しみから逃げようとするより、心を空にして、感じることをそのまま受け入れることが大切だ。そしてそこから示された道へ進めるように行動に移す。一歩一歩、自分自身で確認しながら行動に移す。これが大切である。
おにぎりの不思議な力と共に、これからも今を大切に生きていきたい。
山梨新報2006年12月22日より


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