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永さんと命を語る

120509_01.jpg2012年4月8日 読売新聞より抜粋
在宅ホスピス医で「ふじ内科クリニック」院長の内藤いづみさんが5日、「宙をみて いのちを想う」をテーマに、甲府市愛宕町の県立科学館で対談し、県内外から集まった約120人が星や生命にまつわるトークに耳を傾けた。


 2人は20年来の交友があり、一月には福島県で講演を行ったばかり。
永さんの作詞した「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」は被災地復興の象徴として歌われているという。
 永さんは、「『孫の墓地に手をあわせて拝むなんて思わなかった』『自分も一緒に死ねばよかった』などと、助かったことを罪に思っている被災者が多い」と被災地の状況を改めて紹介。
被災者が苦しみを癒やす手段の一つとして、「何億年、何十億年という星の命と、人の寿命を重ねれば……」などと語った。
 内藤さんが「元気なうちに星空を見上げていないと、つらい時に星。(の寿命の長さ)に自身を重ねられない」などと向けると、永さんは「そう言えば、愛宕山からはきれいな星空が見えるのに、なぜプラネタリウムを作ったの?」と科学館の担当者を困らせる質問をするなど、病や死、医療といった深刻な話題をユーモアを交えて語り合った。