最期のときを家族と 60年住んだここにいたい
本山よしさん(91)=仮名=は、私の診療所近くにお住まいだった。人生で入院したことはないという。30代で夫を亡くし、女手ひとつで3人の子供を育て上げ、老後は長女夫婦と穏やかな暮らしだった。
続きを読む山梨のふじ内科クリニック院長のホームページ。
本山よしさん(91)=仮名=は、私の診療所近くにお住まいだった。人生で入院したことはないという。30代で夫を亡くし、女手ひとつで3人の子供を育て上げ、老後は長女夫婦と穏やかな暮らしだった。
続きを読む最新医療情報誌「アニムス」2009年冬号の特集・在宅医療より抜粋。
続きを読む相川節子さん(89)=仮名=は、、外来に来るたびに「先生、あと、どのくらい生きられますか?」と聞く。血圧はは安定。甲州弁で「飛びっこ」(短距離走)」の得意だった人らしく、健脚で心臓は丈夫だ。「まだまだ先は長そうですよと
続きを読む在宅患者さんを引き受けている限り、24時間、完全にフリーな気持ちにはなれない。心はいつねも患者さんと繋がっている。 責任の重さにつぶされず、付き合うコツを習得するのも在宅医の修業のひとつだ。しかし、多くのことが重なると
続きを読む(2008年12月24日産経新聞「最期の時を家族と」より) 成人した子供たちの幼児期の写真を見ると、何とも言えない切ない気持ちがわく。こんなにかわいかっだのに、子育て中はいろいろなことに必死で、十分、楽しめなかったよう
続きを読む秋になると思いだす患者さんがいる。松下靖さん(59)=仮名=はある日、私の外来を奥さんとやっとのことで訪ねてくれた。皮膚の黄色みが増し、黄疸があった。顔もげっそりしていたが、どこか飄々と面白そうな方だった。
続きを読む池田正さん(59)=仮名=は豪放磊落な性格だった。何よりお酒が大好きで、肝臓の障害が出てからも、たしなむことはやめなかったようだ。「治療を終了して、ふるさとに帰る」と決めてからは、不安ももらさず、ふるさとの生活をマイペ
続きを読むエリザベス・キュプラー・ロス博士は約40年前、著書『死ぬ瞬間』で、末期がんの患者たちの心理過程を明らかにした。 告知されると、まず頭の中が真っ白になるほどショックを受け、「事実を否定する」。事実だと分かると、「猛烈な
続きを読む(2008年11月26日産経新聞「最期の時を家族と」より) 患者さんとの出会いは突然やってくる。夜中に重症患者さんを見送った翌日、暇な外来でぼんやりしていると、「新患さんの相談です」と受付から声がかかり、はっと目が覚め
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