内藤いづみ講演会に参加して

111117_07sum.jpg帯広ふだん記の会 編集委員長造田誠様の記事より
 十月十日、ふだん記の会の文友である内藤いづみ氏の講演会が、とかちプラザのレインボーホールで開催されました。


 先生は、昭和三十一年、山梨県にお生まれになり、福島県立医大卒業後、東京女子医大内科等に勤務され、昭和六十一年から英国のホスピスで研修。平成七年、ぶし内科クリニック開業。NPO日本ホスピス・在宅ケア研究会理事を務められております。今回、「帯広ふだん記第十号」に投稿頂きました。
 ホスピスとは、ホスピタリティ(温かくもてなす心)のホスという語からきており、みんなで支える場所を意味するそうです。がんを告知された人であっても、今直ちに死ぬということではなく、残された日数があり、その残された日数で人生を支えるのがホスピスケアです。
がんの末期を過ごす患者に、自分の持っている宝物に気付かせるケアであるとも言っておられました。
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 万葉歌人であった山上憶良の歌を紹介され、一二〇〇年も前の親の子供に対する思いを述べられました。
人間の本能は昔から変わっていません。生き抜きたい(たとえ一〇二才であっても)、学びたい、仲間になりたいと思っているものです。
 末期がんのある患者が最期を迎えるにあたって、病院より「大根を育てる」ことを選んで、大根の収穫を成し遂げ、幾度かの昏睡状態を切り抜けながら、どんちゃん騒ぎを終えて息を引き取るまでのことを、ユーモアを交え、詳しくお話くださいました。
最後に、「その入らしく、あざやかに、人生を終える」ということを強調され、「いのちのあいうえお」を紹介くださいました。
「また、必ず、カボチャを買いに来ます。ありがとうございました」と結ばれました。
 ちなみに、来年、平成二十四年九月八日・九日、日本ホスピス在宅ケア全国大会in帯広が開催されます。
楽しみにしています。