この1か月にあったこと

6月1日にホスピス学校という大きな催しを仲間と開催。
仲間と共に楽しく、深いいのちの学びを確認し合った。

チャンティーの音楽も伸びやかで、心のシワが伸びた(笑)
森の学校というタイトルに相応しく、八ヶ岳の風に吹かれて元気になって日常に戻った。
関西への出張も多かった。

重症の患者さんも何とか小康状態。
幾つかの新しい患者さんの依頼もあった。
どの患者さんもご家族が真剣だった。
患者のみなさん、最期まで幸せに暮らせるように在宅チームを作った。

そんな折り、外国の放送局から取材依頼が舞い込んだ。
在宅でのいのちの看取りがまだないその国で、どう進めたらいいのか、きっかけになる番組を作りたいとのことだった。
撮影風景
まだ製作中なので、詳細はお伝えできないが、私もスタッフも、患者さんもご家族もできる限り協力させていただいた。
撮影チームはドキュメンタリー映画を作る名手たちで、礼儀正しく、優しく、私たちはお会いしてすぐ、懐かしい友人にあったような気持ちになった。
患者さんの家での撮影
そうして、改めて気づいたのだが、撮影に際して、私たちの患者さんもご家族も礼節、と感謝にあふれた方々だったとわかった。

7月6日は長野県茅野市で、お産と看取りを考える講演会が開催された。

藤森さんという看護師とセラピストをしている友人が中心になって続いている活動の一環。

産科医と助産師と看取り医が壇上で語り合う。
誕生も息を引き取る過程は実はとても似ている。

ゆったりと、自分を締め付けず、恐怖から解放され安心して過ごす。
みんなに優しく励まされてその時を迎える。

産む人も、産まれて来る人も、逝く人も、看取る人も、いのちの主人公!
私のお見せした看取りの記録を、みなさん泣きながら見て下さった。

最期の昏睡状態でスヤスヤ眠る93歳の母の横で娘さんが静かにつぶやく。
先生、おばあちゃんは具合がいいようだよ。楽そうな息をしてる。
動画に残る、いのちの軌跡。

撮影チームも色々な場面を撮って下さった。
放映が決まりましたら報告しますね。

(講演参加者のご感想)
心に響く言葉をいただき、最期の時を家族に対し、自分に対し、真摯に向き合うことを、まずは受け止められました。

看取るとき、そして 自分の最期の時のことを思いました。
怖がり見ないことでは無く、いつかこの世と別れる その日は必ず来ることをみて、感謝の時として迎えたいと思いました。

私の家では、祖父 祖母 父と三人の家族が 最期の時を自宅で過ごし いつも過ごしていた部屋で息を引き取りました。
家族として 大切な時間を過ごせたと思います。
そして そこには いつも母が介護の要となり家族を支えてくれていたからです。
その母は今月89歳を迎えます。
7年間ほど介護をいたしましたが、 認知がすすみ 今はグループホームにいます。
元気に過ごしておりますが、母の 最期、その時こそが 私に取り 本当に看取るという事になると思います。
家族として 看取れるチカラを持ちたいと思います。
自分の最期の時をどう生きたいか! を思う事は、 看取るチカラとなると思いました。