エッセイ

友情と出会いに感謝

韓国の方々との出会いは7年以上前にさかのぼる。在宅ケアの臨床現場の取材を受けた。

撮影クルー

韓国では、まだ在宅ケアでの看取りは理解が進まず、病院での最期が多いらしかった。
笑顔で平和に終末期を過ごす患者さんたちと、頑張る家族の様子をみて、驚いたようだった。
撮影クルーはドキュメンタリー映画監督の高さんをはじめ、礼節があり、文化度も高く、私は交流が持てて本当に嬉しかった。
続編を作りたい、という希望を持ってお別れした。
その後、コロナ禍に襲われた。でも、私たちは諦めなかった。
必ず再会できると信じて、毎日祈った。
そして、2025年、再会の時が訪れ、ドキュメンタリー番組の密着取材が秋まで続いた。
再会も撮影も本当に幸せな時間だった。患者さんやご家族も惜しみなく協力してくださった。
7年の間にお亡くなりになった方もいた。
集合写真少人数

撮影のカメラマンの金さん2名。通訳兼コーディネーターの趙さんも素晴らしい能力とチームワークを発揮してくださった。
何より、皆さんが私のやってきた仕事といのちの哲学を尊敬してくださったのが、大きな励ましになった。
作品は山梨の自然が映しだされ、雲や風の中にたたずむ私たちに、いのちの永遠性と尊さを静かに豊かに感じさせるものになった。
素晴らしいドキュメンタリー番組は2025年の年末に韓国で放送され、反響も大きかった。
壇上で紹介

番組を見てくださった出版社、心の森出版社が、私の著書、死ぬ時に後悔しない生き方、の翻訳出版を進めてくださることになり、
この4月発刊となった。
韓国語版表紙

韓国語版中身

産まれたての、本を持って出版社の社長夫妻が挨拶に来てくださった。
それが、偶然か必然か、私の主宰するホスピスの会の総会の日だった。
撮影クルーも同行してくださって、涙の再会。
ドキュメンタリー番組に出演してくださったみなさんも参加して、感動はさらに高まった。
全員集合写真

いのちの悲しみも喜びも、涙も笑顔も、いのちに奉仕する幸せも私は世界共通だと思って活動してきた。
こうして国を超えて、友情が育まれ、幸せに生きるためのメッセージを5月末には韓国ソウルで伝えに行く。
キャラメルと本総会の参加者からのご感想