エッセイ

講演会

1月16日に、静岡県三島まで講演に行ってきました。
コロナ禍第6波に入り、ぎりぎりでの開催でした。

富士山
静岡県いのちの電話三島支所の主催です。
この2年間、私のほとんどの講演が延期かオンラインになりました。
しかし、なぜか静岡県にだけは、感染の波の合間に伺うことができたのです。
テレビ寺子屋を始めとして。そして、必ず、美しい富士山を眺めることができました。
ご褒美のような気持ちがして毎回仰ぎ見ました。
小川
甲府から身延線特急富士川。富士駅から東海道本線に乗り換える旅です。
江戸時代から富士川という水運で繋がっていた甲斐の国と駿河国。
富士川沿いを走る身延線の旅はなかなか楽しいですよ。
三島の小川
三島市は清流を取り戻す活動もあり、街中を綺麗な小川が流れています。
小川の近くのお蕎麦の名店「飯嶋」でお昼をいただきました。
香り高いお蕎麦でした。
そば
講演会では、皆さん熱心に耳を傾けてくださいました。
おりしも、社会では他人を巻き込む事件が起きています。
犯行の根底には、孤立、孤独があると報道されています。
孤立が増える、コロナ禍での自粛生活。
他者へ、お節介ではなく優しく、賢くどう目をやり、耳を傾け、手を貸せばいいのか大きな課題です。
講演会
看取りという、そばへ寄らなくてはできない仕事を私はしています。
いのちの電話に携わる方々も、声という最後の砦?を守って頑張っていらっしゃいます。
人間の存在意義にもかかわる課題に目を逸らさず、みんなで考えていかなくては、と思うこの頃です。