エッセイ

あずさからひかりへ


色々な友人から「あなたの大好きなhoney suckle ハニーサックル(すいかずら)の時がきたわねぇ」
と声がかかっています。
小さな前庭の片すみにつるがはいあがり、からみつき、咲きほこる小さな花群。
甘いその香りは夜になると更にかぐわしさを増すのです。
しとやかに近づいて深呼吸すると体中がかぐわしさにひたされ、上等な女になった気分になります。
私の大切な友人のひとりで、オフィスエム出版社の村石編集長がかかわった最近の本を紹介します。
『香りでこころとからだを快適に』/ルネッサンス京都21 
五感シリーズその1
まず自分の好きな香りを思い浮かべてみましょう。
私?
梅の花、フリージャ、すずらん、シャネルNo.5、シャネルNo.19、ハワイコナのコーヒー、ゆず、いそべ焼き...など
が好きな私のラインナップ。自然界の花の香りには吐きそうになるほどむせかえる、ということは少ないけれど、夏の時期、香水のつけすぎは周りの迷惑。要注意です。
ところで私が本などであまり自慢するものだから、実際にハニーサックルを自分の庭で育て始めて下さった方々もいます。(ありがとう、わが同志!)
どうぞ自分の大好きな香りをみつけてください。今日は我が家のハニーサックルの姿をお見せします。
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先週はお花を持つ余裕もなくやっとみつけた時間で松本市へお見舞いのような往診のような訪問をしました。
飛び乗った座席でほっとしていたら携帯電話に友人からメール着信。
遠く関西に住む友人が東京での用事をすませてひかり号で帰宅中とのことでした。
さっそく私もひまわりのように明るくてたくましく元気でやさしい友に返事を送信。
あずさ号からひかり号へ。
こうしてメールであっても心がつながっているって幸せなことだと思いつつ。
しばらくはハニーサックルの香りにかこまれる贅沢を味わいます。
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こちらはクリニックの前に咲いたまつぼたん。