エッセイ

縄文文化

平和な看取りの合間に、山梨県考古学博物館に行ってきました。


山梨県は縄文の遺跡がたくさん発見保存されています。
縄文の土器はユニークで力に溢れています。
こんな素晴らしい鍋で?煮炊きしたのか?
この旗の埴輪は「いっちゃん」と名付けられています。
何だか似ているような気もしないではない(笑)

看取りの患者さんは落ち着いてはいましたが、夜中に伺うこともありました。
そして今日の明け方、静かに旅立たれました。
落ち着いて、おじいちゃんのそばにいた小学生の孫さん達に、おじいちゃんはこの世の仕事を立派に終えて、向こうの世界に行ったこと。
眠っているようだけれど、もう決して目が覚めないこと、死の印は三つあって、お医者さんがそれを証明して死を伝えることを、説明しました。
おじいさんからの最後の教えでもあります。
すなわち、目の瞳孔の散大、脳の機能が終わったこと。
呼吸が止まっている。
心臓が止まっていること。

みんなうなずいて聞いてくれました。
私の書いた死亡診断書は、3人の孫に手渡しました。
おじいさんからの、命のたすきです。
ご家族はおだやかにおじいさんを囲みました。

その後終日、私は普通に仕事をしました。夕方になり、急に疲れを感じました。
1日を振り返り、当たり前だなあと思いました。
みんなで一つの命をあの世に送り出すという、大仕事をしたのですから。
命を繋いでいく現場に居させてもらえた幸運に感謝します。

内藤いづみ


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