エッセイ

ありがとうの時

お母様を看取ったHさんは薔薇作りの名人。秋の薔薇をいただきました。 

花

花の命は短くて、だからこそ貴い美しさです。
密着取材も、皆さんの応援とご協力で、豊かなひとときを共有しました。
今を素晴らしい輝きで生き抜いている癌の四期のKさんの暮らし。
高齢の最終章を生きるWさんは、身延の在住ですが、身延山の桜を見る約束を皆さんとかわしました。
素晴らしい、いのちの約束、きっと果たしましょう。

内藤いづみ

撮影チームから花束をいただきました。
撮影チームは海を超えて帰っていきました。
全ての出会いに意味がある、と遠藤周作先生はよくおっしゃっていました。
ひとつの命に真摯に向かいあえた時、たくさんの学びと出会いがもたらされ、いのちの襷(たすき)をまた周りにも渡す役目を私も自覚して、進みます。
花束

皆さんに感謝いたします。