開催報告

開催報告 2023年5月4日 甲府市

3年ぶりのホスピスの会の総会と記念講演会をしました。

講演会の様子
しばらくぶりだったので、私たちも心身が鈍っていて、運営が少しバタバタました。
申し訳わけなかったです。
内藤いづみとチャンティさん
講演会は甲府市在住のシンガーソングライターのチャンティーさんと私のコラボです。
変幻自在の音楽を添えてもらい、私の本「いのちの不思議な物語」から、朗読をしました。
富士山に関わるエピソードも語りました。

ちょうどチャンティーさんは、富士山桃太郎新伝説というアニメ映画に参加。
約束、というテーマ曲を創りました。
素敵な歌です。
このアニメ映画の製作者の前田コウセイさんは日本昔話のアニメをたくさん作った方です。
「坊や、いい子だ、寝んねしなあ、」というテーマ曲は皆さん覚えていらっしゃると思います。
私たちは富士山を見るのが当たり前になりすぎていますが、本当に素晴らしい存在であると改めて思います。毎日あおぎ見れるなんて、幸せで恵まれていますよね。
感謝です。

講演会の写真
長野から参加の仲間。
薔薇は100歳のお母様を介護している方のお庭から。

私たちが看取りで関わった、ご家族の参加もありました。
豊橋市からおいでの方々も。

みんなで愛しいいのちを思い出して泣いたり、微笑んだりした2時間でした。
チャンティーさんの選曲も素晴らしく、途中 唱歌を楽しく歌いました。
最後は、山下達郎のリボーンという曲でした。
きっといつかまた再会できる、という歌詞にみんな涙を流したのでした。

ゴールデンウィークのそんなひとときでした。

参加者のご感想

現場でたくさんの患者さんと家族を支えてきた内藤先生の言葉は胸にくる。。
○どんな家族も親子も友達も、最期は和解したい。一番抱えているものが浮き彫りになる、赦したい、赦してもらいたい
○死を、看取りを必要以上に怖がらないで。あたたかなつながりを大切にして
○看取りと子育て、お産に寄り添うこと、看取りに寄り添うこと、、似ている、、
待つ、心を開く、タイミング、波のよう、日常の中にある、、、
他にもいっぱいあるけど、先生の本読んでね。
著書いのちの不思議な物語など多数
チャンティーの歌はいのちを真摯にみつめてきてホスピス学校の歌も作ってくれた方。
大学でも教えてるし、こどもたちへレッスンしたり、ディケアで100歳越えた方々とも歌っている。歌声も透明感あり伸びやかで好き。
めぐるいのちにまつわる歌をカバーやオリジナル曲披露してくれたの。
それだけでもずっと感動て泣いてたけど、
この会にも来ていただき、何度かお会いできた永六輔さんの見上げてごらん夜の星よ、など3曲会場みんなで歌った。すごく嬉しかった。
チャンティーがこの三年、学校では楽器や歌が禁止されていたと話したから。余計に響いた。
お見舞いも看取りも、、出来なかった方々もたくさんいた。。
いのちを、ふれあいを歌を笑い声をもっともっと、取り戻していかなくちゃ。
会場は遺族たちがいっぱい、お子さんや夫、妻を看取りされた方、これから四十九日の方もいらした。。
スタッフなのに一番泣いてた?と笑われたけど、看取りしたばかりだからかな。でもね、私はここで学んできたから、あのようなあたたかな最期をおばあちゃんと過ごせたと確信する。
いのちの場は、善か悪か、有るかないか、白か黒か、ジャッジしていくものではなく、いい塩梅で。。
いのちの学び、みんなで出来たらいいな。と想いながら。。。
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チャンティーさんの心にしみる歌声を聴いて、全身の力が抜けていく感じがありました。
このところ「涙を流す」ができなくて、会社、家庭のことで心配事が多く、心がずっと重苦しく晴れない日が続いていました。
でも「おぼろ月夜」を聴いたとたんうるうるしてきたんです。
忘れていた感情を一気に思い出したのでしょうか?
まだ泣けるんだと思いました。
日々忙しさの中では「生きる」ことを考えることがないので、この時間はじっくり想うことができました。