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在宅ホスピスケアヘの流れが見える講演会

十日町タイムス2019年9月8日社説より

十日町市医療介護課、十日町市中魚沼医師会の主催で、在宅ケアを考える講演会「死ぬときに後悔しない生き方~人生会議をしてみませんか~」が8月31日、クロステンで開かれた。会場の中ホールいっぱいの受講者で関心の高さを感じた。講師は、日本の在宅ホスピス医で在宅ケアの第一人者、内藤いずみ先生。
十日町・津南での講演は数回に及び、地域の医療関係者の熱心さに感激して、ご主人共々すっかり十日町ファンとなっていた。講演会、先の2主催者のほか十日町地域振興局健康福祉部、津南町、妻有地域包括ケア研究会が加わっているところを見ると、行政と医療機関、介護機関が、終末期の在り方を本気で在宅ケアに向けようとしていることがうかがえる。
受講者は、顔なじみの医師の他、看護師、介護士、行政関係者に混じり病気のお年寄りも見られた。在宅ケアヘの関心は高い。ホスピスとは「生命の危機に瀕している患者が身体的・心理的・社会的・スピリチュアルな苦痛から解放され、残された日々を人間としての尊厳を保ちながら、心身ともにに過ごすことができるようにするためのケアである」。
ホスピスケアとは「患者の生活の場である“すまい”において実施されるホスピスケアのことをいう」。
国は、医療の施策を根本から変え、入院期間の短縮施策を進めている。3ヵ月ほど入院すると転院を勧められるのがその結果。終末期の患者は、病院で最後まで看取るというのが定着していたが、講演会の流れを見ると、医師も在宅ケアの在り方に本気で取り組もうとしているようだ。さらに前述のホスピスの定義にある「生命の危機に瀕する」という概念が在宅ケアの周知に伴って、それよりも早く取り組むように変わってきている。
在宅ホスピス医、内藤先生は、ホスピスの先進国イギリスで学び、山梨県でふじ内科クリニックを開院、先進的に取り組むと共に、情熱的に在宅ケアを理解してもらおうと講演、著作を著し注目を集めている。まだまだ日本には在宅ケアが定着していないと、かつてはイギリスと比べ嘆いていた。患者家族ばかりでなく病院も無理解だった、と指摘していた。
しかし内藤先生の話を聞くと、重度のガン患者が、在宅で最後まで尊厳を失わず、また家族も死に際し苦痛もなく安らかに逝く父や母を見て、死の意味を感じていると話す。現在の医学は痛みの緩和方法が飛躍的に進み、最後まで苦しむこと
も無く逝けるという。最後は激しい痛みを伴うものと思われていたが、変わってきているのである。
サブテーマに「人生会議をしてみませんか」とあるのは、個人の終末期の在り方を皆で話し合って合意の上、在宅ケアに踏み出すことが大切だと説く。身近な人の死を知ることは、若い人達にとって生への前向きな姿勢を生むという。


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