今日のつぶやき

8月

母が時々、甲府大空襲のことを話してくれた。どんなに恐ろしかったか、持ち出せたのは写真アルバム2冊だけ。


昭和20年7月6日の夜中。B29による焼夷弾が投下され、甲府の76パーセントが
焼け落ちたという。
往診に訪れたこの地域も焼け野原になったと、患者さんの奥さんが話してくれた。
それが、この塀と桐の木だけが奇跡的に残ったという。
江戸時代の武士塀。
甲府の真ん中にある、貴重な遺産である。