(開催報告)第15回日本ホスピス在宅ケア研究会全国大会
 
 6月30日と7月1日は飛騨高山で第15回日本ホスピス在宅ケア研究会の全国大会が開催されました。
 大会長の大下大円さんは千光寺という歴史のあるお寺のご住職です。
 私とは少なからずご縁があり、何年か前にお寺におまねき下さいました。
 大きな山にかつては多くの宿坊があり飛騨の中心として栄華をほこったそうです。しかし!!
 「戦国時代、武田信玄の戦略により、山ひとつが焼き討ちにあい、大きな被害をこうむりました」
 と、大円さんがまるでみてきたようにきつい顔つきでお話になったのつられて、つい私も武田氏の使者のように
 「申し訳ありませんでした」
 とあやまってしまったことを思い出します。
 歴史は生きています。
 山梨からの遠さを味わいながらの2度目の訪問でしたが、高山市での大会は二日とも熱気にあふれていました。
 「いのち」というキーワードでつながった仲間達といみじくも山梨から参加したひとりがつぶやきました。みんながゆるやかにつながって「いのち」を考えた2日間でした。
 私は大会のひとつ大テーマでもある「スピリチュアルケア」についてパネルディスカッションに参加しました。
 
 京都大学からカールベッカー氏、神戸から高木慶子シスター、社会学者の上田紀行氏、それに私。
 それぞれ自分の体験からおもしろいパネルを三時間に渡って繰り広げました。
 助言者の谷田さん(山口大学)から私の話のイメージを
 「光・いのち・自然」
 ととらえて下さって、とても嬉しく感じました。
 このセッションはいずれ書籍化する予定だそうです。どうぞお楽しみに。
 飛騨の町の中でリラックスしている私の写真もご覧ください。
 



