開催報告

開催報告 2013年1月20日 第27回いのちの科学フォーラム

第27回いのちの科学フォーラム市民講座「高齢期のいのちのかがやき」
2013年1月20日、京都大学医学部芝蘭会館稲森ホールにて開催いたしました。

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(参加者の感想)
高齢期のいのちの輝き…私自身はまだ高齢期にはないのですが、私にも2人の祖母がおります。
一人は昨年他界し、もう一人は現在も老齢をいきています。
他界した祖母は、亡くなるその日まで自力でトイレに行き、食事をし、ほぼ自立した生活をしていました。昼寝をするねとコタツに横になったまま、そのまま昏睡し、救急車で運ばれ亡くなって自宅に戻るまでその間3時間足らず。驚きと悲しみはありましたが、こんなに見事な最期があるのか…と見せてもらった気がしました。
もう一人の祖母は、歩けないこと以外は至って健やかで、日々感情の波をいきています。
二人の祖母の老いとともに生活し、歳を重ねること、生きること、いのちを全うすること、そんなことを毎日の生活に自ずと感じるようになっていました。

私自身、成長期はとっくに過ぎていますので、毎瞬「老い」に向かって、「死」に向かっているのですが、分かっていても自分のこととして感じていなかったようです。フォーラムに参加してそれを腕の中に”ポン!”と置かれたようです。今回、先生方がお話し下さったような人生のエンディングを祖母たちが迎えられている(た)かは私から見ると疑問がありますが、それは本人にしかわからないこと。ただ、力の限りめいっぱいいきている(た)なと感じます。それぞれにそれぞれのストーリーがある。その一人ひとりが比べられることなく尊い。先生方のお話と祖母たちの姿から教えられました。

私の体が終焉を迎えるとき、私の心とスピリットも納得して終わりを迎えられるか…。明日かも知れないし、数十年後かもしれない。私一人では全うできないもの。私にできることは、自分の体と心とスピリットに向き合い、いま、この時、その瞬間瞬間にいきること。
たくさんのヒントをいただきました。ありがとうございました。

レジュメ 奈良先生のお話

レジュメ 中井先生のお話

レジュメ 内藤先生のお話