日本での取り組みを紹介する内藤いづみさん
2026年9月15日 山梨日日新聞より
甲府の医師 韓国での講演を冊子に
在宅緩和ケア 現場を紹介

在宅ホスピス医で甲府・ふじ内科クリニック院長の内藤いづみさんが、韓国で行った講演内容を冊子「くらすめいど~暮らす・命・人」にまとめた。病院中心の医療が展開される韓国で、内藤さんは新たな選択肢として在宅緩和ケアの現場を紹介した。
在宅緩和ケアを選択した患者に対し、我慢していないか、本当の願いは何か、繰り返し確認しながら診療するという内藤さん。医師と患者の関係性について、医療は「上から救う」、慢性疾患の場合は「下から支える」のに対し、「在宅ホスピスケアは『患者の横に寄り添い、共にいる』という水平の関係にある」と説く。
講演では家族に見守られながら旅立った患者のエピソードを紹介し、「幸せな死」とは「残された家族が、その人の思い出を笑顔で楽しく語り合えるかどうか」と伝えた。
内藤さんは患者、医療従事者とともに「偉人でも悟りを開いた人間でもなく、ごく普通の一般の人」であったことを強調し、「皆さんも必ず韓国スタイルの在宅ホスピスケアを築き上げることができる」と呼びかけた。
講演は5月、ソウル市のピョルマダン図書館で開催。冊子には講演前に行われた韓国メディアによるインタビューも収載している。
無料で頒布(要送料)。
申し込みは同クリニック、ファクス055(252)4811、またはホームページのフォームから。


