ロンドン旅行の機中にて

今回の旅は久しぶりの一人旅。
１２時間を機中にてどう過ごすか。
たくさんのメニューから最近の映画を選びました。

数年前に近所のお気に入りの映画館が閉まってから、遠くのシネコンには足を向けなくなりいささか寂しいこの頃。
見たかった、不思議な岬の物語。
始めから怒涛の涙が流れてしまい、恥ずかしいほど。
阿部寛も鶴瓶も好きな役者達。もちろん吉永小百合さんの存在あっての映画でした。
喪失と再生。
静かに波の音が響きます。
感動を胸に機内食を何時もより美味しく感じていただきました。

帰りは ミスターターナー。
おそらく当時のイギリスの雰囲気も濃厚に伝える映画でした。
その時代の絵画の扱われ方も興味深いものでした。
ターナーは静かな風景画のイメージが強いですが、芸術家の魂の熱さは
格別でした。
山梨県立美術館にもターナーの絵がありますから、じっくり見に行くつもりです。

2015年4月22日
内藤いづみ