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いのちのきらめきに触れて(2007/5/27小淵沢)

5月27日に、小淵沢にて「いのちの響き パート2」ホスピス講演会とピアノ演奏のひと時を持ちました。ピアノ演奏は古屋かおりさん。本当に名前の通り、優雅で香り立つようなピアノ演奏を披露して下さいました。演奏の前に、彼女の紹介を私がしました。今は亡きお父様との15年前に遡るご縁なのです。私が英国から帰り、山梨でホスピスの啓蒙活動を始めた頃、私の講演を聞き、すぐに外来を訪れ、「ホスピスケアを必要になった時に、必ずお願いします。」と初めて依頼して下さった、進行がんの45歳の患者さんでした。

冷静でしっかりした方でした。その後、半年後にホスピスケアを受けて、安らかに天国に旅立ったのでした。私の最初の本「あした野原に出てみよう」に手記を寄せて下さっています。始まる前にそんな紹介をしたところ、古屋かおりさんはふと、「今日のこの聴衆の皆様の中にも、あの時のパパのような人がいるかもしれない・・・」と想像して、心のバランスが一瞬少し微妙になったとのことでした。

もちろんプロですからすぐ立て直して、素敵な演奏をして下さいました。ラフマニノフの小品もうっとりとする作品でしたが、しゃぼん玉の編曲にも心が振るえました。幼児の頃、必ず歌う童謡ですが、この作品は幼い娘を亡くし、その娘の魂を天に送る心情を歌ったと聞いたことがあります。かおりさんの弾くピアノの音が外の水面に響いて、いのちの小さな輝きのように、さざ波を立ててきらきらする光景を、参加者一同忘れることはできません。

振り返ってみますと、私自身も15年という私の人生の後期青春を、ホスピス活動にひたむきにかけてきました。患者さんたちとの別れは永遠ですが、こうして手渡された、いのちのバトンを持つ皆様に再会し、支えられて幸せいっぱいになった午後のひと時でした。
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会場を提供して下さり、お手伝いに力を貸して下さった㈱アルソアの関根さんを始めとする皆様に、心より感謝申し上げます。
また、少人数ではありますが、私と共にいのちの学習会を計画し続けてくれている仲間たち(日本ホスピス・在宅ケア研究会 山梨支部)にも、いつもいつも感謝しています。
内藤いづみ

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