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開催報告 2007年3月17日 福岡市

福岡市で、ターミナルケアやホスピスケアの学習会を地道に続けるお医者さんのグループと数年前から知り合いになり、講演に招かれて3月17日にお訪ねした。

中洲に診療所を持つ緑川先生はその中心のおひとりで、いつも大きなホスピタリティー溢れる歓待をして下さる。

福岡市は20万人の地区が7つある大都市である。甲府市全体で20万だから、約7倍。会場に行く途中の海際を走る道路で、海上を指差しながら、

「※元寇(1274年)の時は、大風により船が沈んで、あの辺に敵兵がたくさん沈んでます。」

などと、まるでついこの前の出来事のようにおっしゃった。
歴史は生きている。
なるほど、玄界灘の向こうはすぐ韓国だし、福岡空港という抜群に便利な空港を持つ福岡市は、歴史の中にも存在感を示す、世界に繋がるアジア都市だと感じた。
(※元寇・・・鎌倉時代、中国の元が1274年および1281年に北九州に攻めてきた事変。2度とも大風が起こって、元は敗退した。いわゆる蒙古襲来。)

研修会は、医師が大勢参加して下さった。多くの医師がやる気を持って、このターミナルケアの分野に取り組んで下さることが、全国的にもひとつの課題。

福岡市では7つの地区のうち、3つの地区はモデル地区として、ネットワークが働いているとのことだった。

①在宅医(ホスピスケアも含めて24時間対応)
②病院 
③病診連携室 
④ホスピス病棟

これらを繋ぐコーディネーターも要のひとつ。
会場から質問にも出たが、地域での在宅ケアを担う医師の24時間体制が、大きな心身の負担になっている。

確かに責任は重く、24時間患者と繋がっているということは、一分の自由もないと感じるほどのストレスだ。
私も出張する時は、綱渡りである。
看護ステーションや連携の病院に、細かく確認してお願いして出掛けるが、出張中も自由な気持ちではない。在宅医が燃え尽きないためのバックアップが必要である。福岡市医師会では、その辺の課題に対しての次の案も考えていらっしゃるようなので期待したい。

ぜひ、全国のモデルになるように発信して頂きたい。

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