今日のつぶやき

祝い島からの伊予柑

祝の島の記録映画を撮っていたはやぶさ監督を訪ねたのがもう3年以上前。

おじい、おばあがほぼ全員集まって公民館で私のホスピス講演を聞いてくださった。
家で死ねる人は幸せだと口々に言った。

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明るくて素朴でオープンな島民のお年寄りたち。
原発建設に20年近く、草の根の力で反対を続けてきた島民たち。
神さまからいただいた海の自然と恵みを金で売り渡すわけにはいかないと、原発建設に20年近く草の根のしぶとさで戦ってきた断固たる決意と勇気。
現地にいかないとわからないその戦いの意味に私は幸運にも触れることができた。

泊まった海辺の宿は、はまや旅館。
山の民には信じられないような取り立ての海の幸を料理してくれた女将さん。
今日、伊予柑を送ってくださった。
急な山の斜面にたわわにみのる伊予柑のオレンジ色が目に浮かんだ。
老齢化の進む島からの山の幸。
仲間と感謝していただいている。