今日のつぶやき　5月7日

皆様、連休中はいかがお過ごしでしたか？
私は、重症の方が何人かいて心配で、遠出をせずに待機していましたが、最終日は東京に出て大学生の息子と娘に会いました。

食事を共にして、近況を少し聞き（本当はもっと根掘り葉掘り聞きたかったけれど）東京駅近くで、ハイタッチをして北と東と西の三方へ別れました。
「寂しい」という気持ちより、ここまで無事成長してくれたことへの安堵感と感謝の気持ちの方が大きく湧き、それは強がりではなく、帰路の中央線の車窓から新緑を見ながら笑みが浮かんだのでした。
～連休中、読んだ本の紹介です～
読み解き「般若心経」 伊藤比呂美　 朝日新聞社刊
ちょうど私と同じ年頃の伊藤さんは詩人で、アメリカと熊本の間の遠距離介護を続けた人。老いといのちに向かい合う、人生の途上者なら身に沁みて、骨に沁みて分かる言葉がつづられています。ユーモアも気持ち良いです。
「あたしも海千山千女だよ」と呼びかけたくなります。
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たましいを運ぶ舟　道浦母都子　 岩波書店
道浦さんは私の故郷近くにしばらくお住まいになったことがある。その世界（歌）では有名な人物だが、数年前、京都での小さな学会で初めてお会いした。「歌」という世界一短い字数の文学と格闘する女流文学者。りんとした素敵な女性。
ご本人は「鬱（うつ）」を体験し、当時の歌にも反映している。美しい装丁の本である。
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