講演報告

開催報告 2017年4月22日 大宮市

4月22日、埼玉県大宮市にて講演いたしました。
フリーアナウンサー町亞聖さんが講演会の様子をブログで紹介してくれました。

在宅での看取りに取り組んで25年!ふじ内科クリニック院長の内藤いづみ先生のお話を伺いました。
テーマは「いのちの主人公はあなたです~悔いのない看取りを目指して~」
イギリスでホスピスを学んだいづみ先生は永六輔さんと一緒に在宅ホスピスや看取りの輪を広げる「いのちを伝える旅」を続けてきたことでも知られています。
”大病院時代から大在宅ケア時代へ”

国の方針転換によりこれまで看取りを担ってきた病院が、連携という名の下に患者を受け入れないという事態、つまり本人や家族が置き去りにされる医療が行われ始めていると指摘。
退院する患者が何かあった時は診てくれますかと質問すると医師からはダメですという返事が。。。
”在宅へ”という大号令を受け患者を地域に戻せば連携だと考えている病院が多いのは事実。
”いきなり自宅でと言われ困っている”
”急性期病院から転院する先がない”
こんな相談が私の所にも舞い込みます。

病院も地域包括ケアシステムの一員のはずなのにその意識が低いことは大きな問題であり、医療と介護が切れ目なく連携し支援する地域包括ケアシステムが機能しているとは言えないのが現状です。
人数は沢山ではないけれどほんの僅かな人達の人生に深く関わってきたといづみ先生。
食道がん、難聴、認知症を抱えながら亡くなる前日まで好きだったマグロの刺身を食べていた男性。
ある日ケアプランを作成する場にこの男性も加わっていた時のこと。
難聴ですので細かい内容は聞きとれてないかもしれませんが自分のために集まってみんなが色々考えてくれていることは分かり最後に涙を流してこう言ったそう。
”いい塩梅でやってくれ”と。。。
これまで出逢ってきた患者さんや家族に同じ物語は1つとしてなく”患者さんが先生”だといづみ先生。

病気を治すことが目的の病院は死に場所ではなかったはずなのに「病院死」が当たり前の時代に。
これまで長く”おまかせ医療”に慣れてしまってきた私達は果たしてどうしたらいいのか。
病院では先生と患者の関係は決して対等ではありませんが在宅ホスピスでは”人間対人間”の対等な関係の中でケアが行われます。
求められるのは”強くなること”そして”知ることが力になる”と先生。
自分で考えて選択することそして納得して結果を受け入れて愛することができるかどうか。
この3つが出来なければ在宅でも病院と同じ”おまかせ医療”が行われてしまうことになります。
在宅ホスピスで大切なことは主人公である自分が決めること。
また”在宅”というとどうしても自宅を思い描いてしまいがちですが、自分の暮らす場所の風や空気が感じられるなら何処でも良いと先生は言っていましたが私もそう思います。

意識を変えるには何十年かかかる。。。といづみ先生も頭を抱えていましたが。
だからこそ。。。
日々、看取りに向き合いながら内藤いづみ先生はこれからも「いのちを伝える旅」を続けていくと話していました。
なんだかお逢いするのが初めてとは思えませんでした。
ご縁に感謝。。。

町亞聖さんのブログ

メディケアアカデミーのフェイスブックページにも会の様子が紹介されています。


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