お手紙

K.S様 自分らしく生きることの意味


内藤先生のお話に出てこられました、アルフォンス・デーゲン先生のお話を半年前ぐらいに、「生と死を考える会」でお聞きしました。
その時、ドイツは幼児期から死についての勉強をされているとお聞きしました。今の日本の小、中学校教育も少しずつ変ってきているように思いますが、もっともっと死についてのお話や、生きることについて、身近にそして多くの開く機会がほしいと、内藤先生のお話をお開きして改めて感じています。
と言いますのも、今の大人になっている私たちは、戦争も知らず核家族の中で平和に育ててもらい、身近に死というものを感じないまま生きてきました。私はいのちや生活のお仕事に携わり、「1人の人として、今、死をどう向き合い、どう受け止めるか」ということに悩んでいるからです。
アメリカのソーシャルワーカーのナオミ・フェイルさんの「バリデーション」という認知症の方とのコミュニケーション法を習い、お年寄りのあるがままを受け入れる大切さを教えていただきました。声にならない声にも耳を澄ませることを学びました。
お年寄りから聴く声は「死について」のお話が多く教えてくださいます。お年寄りにとって切っても切り離せない事柄だと分かっていても、自分自身が死についての藩織が乏しく、受け止める器の小ささに情けなくなります。
「死ぬことは生きることと同じ」と本で調べ読むうちに学ぶ機会がありましたが、なかなかぎういうことなのかわかりませんでした。しかしターミナル現場一線で働かれていらっしやる内藤先生のお話をお聞きし、「一期一会」の大切さ、その人の望む自分らしく生きること、その意味が少しずつ解りかけてきたように思います。
本当に死は身近なもので、常に共存しているものだと感じました。
内藤先生にお伝えしたいこと、もっともっとお話をお聞きしたい・・・というのが一番の感想です。
もっともっと、命のこと、生きること、死について、先生のお話がお聞きしたいです。