講演のお知らせ

2008年10月27日 山梨

在宅ホスピスセミナーもいよいよ今回で最終回をむかえます。
ホスピス→ホスピタリティ→人にむかい合う>そんな学びをめざしてきました。


6:30に間に合わなくてもけっこうです。ぜひ、お2人の講師の力強いあたたかなメッセージに触れてください。
人に向かい合うためにはまず自分を大切にすること。
そんな基本にたちもどり一歩ずつみなさまが前進できますように祈っています。
内藤いづみ
第4回 在宅ホスピスケアセミナーのお知らせ
日本財団助成事業、日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部主催 
日時 : 2008年10月27日(月) 18 : 30~20: 45( 開場 18 : 00~ )
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場所 : 山梨県立文学館(研修室にて) 地図
参加費:1,000円
■申込み・お問い合わせはこちらまで■
件名に 「10/27 ホスピスケアセミナー」 とお書きください
郵便番号・住所・氏名・職業・電話番号・メールアドレス・Fax番号 等を明記してお申し込みください。
Email: hospicecare1416@ybb.ne.jp または Fax: 055-252-4811
案内チラシをダウンロード
■会場設営ご協力のお願い■ 
10/27は会場の都合により、17:30からの設営開始となります。
準備時間が30分しかありませんので、早めに来られる方は会場設営もご協力いただけると助かります。
これまで、準備や片付け等、多くの方にご協力いただき大変感謝しております。
今回は特にご協力をお願い申し上げます。
☆ 大変恐縮ですが、ご来場された方から順次、会場設営(机の収納およびテーブル付き椅子の設置)にご協力ください ☆
申込締め切り 10月24日(木)


講義内容
●鈴木秀子先生 「死にゆく人に向かい合う人たち自身のケア」
…ケアギバーがどう回復していくのか…いのちの永遠性…
聴きたいことは山ほど…今回は鈴木秀子先生が、広く、そして深い視野で語ってくださいます。
鈴木秀子先生の紹介 : 文学博士・聖心会シスター・ NPOコミュニオン名誉顧問
東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。フランス、イタリアに留学。
ハワイ大学、スタンフォード大学で教鞭を執る。
聖心女子大学教授(日本近代文学専攻)を経て、国際文学療法学会会長。
精神分析法として知られるエニアグラムやゲシュタルト・セラピーその他の心理療法にも豊かな実践経験をもつ。
また、文学療法の開発者としても知られる。
その著『死にゆく者からの言葉』(文藝春秋社)は、ベストセラーとなって、多くの人々の心に深く静かな感動を与えた。
他にも、「愛と癒しの366日」(海竜社)、「9つの性格」(PHP研究所)など著書多数。
●鈴木勉先生 「がんの痛みはなぜ緩和できないのか」
~薬理学発見・がん患者を救う~
モルヒネなどの副作用を知り患者さんが痛みから開放され、幸せに生き抜くためのお話です
鈴木勉先生の紹介 : 日本緩和医療薬学会理事長・星薬科大学教授
モルヒネなどの医療用麻薬を用いた疼痛緩和について、我が国における第一人者。  
身体の痛みを緩和してこそ、その先にこころのケアやスピリチュアルなケアに取り組める。
ホスピスケアにおいて、疼痛緩和は、トータルペインに向き合うための基本とも言える。
世界で初めて、がん患者の疼痛緩和でのモルヒネ依存が起こらないことを証明し、その功績は、患者を痛みから救うことに大きく貢献し、計り知れないものがある。
★内藤いづみ(日本ホスピス在宅ケア研究会山梨支部の代表:在宅ホスピス医)によるミニレクチャーもあります。
「いのちの輝き」
~絵本や音楽から~


在宅ホスピスケアセミナー開催によせて■ 
現在、日本において、緩和ケアが急速に浸透してきたことは喜ばしい事ですが、”ホスピス”の心と哲学の学びが乏しいように感じてなりません。
医療者自身のメメントモリ(死を想え)や、いのちを支える意味での気付きと再確認なくして、看取りの場での充分な働きはできないのでは、と思っています。まさにその学びこそが、ホスピスケアで働くものたちを支え、燃え尽き症候群を防ぐひとつの対策になり得ると思います。
ホスピスの原点に立ち戻るために、今回は日本でのいのちの分野の最高峰の講師の先生方が奉仕の心で甲府においでくださり、大切なメッセージを伝えてくださいます。日本財団の助成をいただき実現した勉強会。対象は主に医療関係者ですが、お席に空きがあればホスピスケアに興味のある一般市民の方々もどうぞ。貴重な機会に是非ご参加ください。    
日本ホスピス・在宅ケア研究会山梨支部 代表 内藤いづみ
ホスピスケアの Hear(心)・Hand(技術)・Head(知識)という ”3つのH” をふまえたユニークな勉強会です。