エッセイ

師走

12月15日今年最後の講演会が富士川町増穂でありました。
私の生まれたところの隣町です。
急流富士川を挟んでいます。
地域起こしを目指した活動の一環。
私にとっても自分の歴史を振り返るいい締めくくりになりました。

国道52号線を甲府から富士川沿いに下り、鰍沢をすぎて月見橋を渡ると私のふるさと六郷。
六つの村が合併してできたそうな。
私の身内が岩間村長。
剛腕な人物だったらしい。
今年90になる母から幼いころから聞かされた話し。
あの月見橋はその身内が私財を注ぎ込んで作った橋だよ、と。
今は知る人もない。
いっそ自分の名前をつければ後世に伝わったのね、と。
なるほどそうかもしれないが。
幼い心に祖先の格好良さが刻まれた。
月見橋の近くから眺めて、葛飾北斎が名画を描いたらしい。

さて先祖の血はつながる。
父も峡南地域一の学校群を教育長として作り上げた。
それを眺める度に若くして逝った父の情熱を思い出す。
私達しか知らない偉業。
私のしているホスピス活動も何だか似ている気がする。
年月がたって多くの人の記憶から消え去っても、その時、誰かの役に立てたという思いがどこかにきっときざまれているだろう。

増穂では、ダンディーならぬダン爺さん達の集まり。
皆さん情熱に溢れ、かっこよかったです。
古いしきたりや、常識から解放されろ~とメッセージに込めました。
いづみミニ爆弾だったかも(笑)。
富士川海運のあったころイギリスでは運河が国中に張り巡らせました。
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富士川の水運

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イギリスの運河

今も大切に使われています。
その歴史を学んでいるからです。
イギリスの暮らし人の集まる寄り合い所はパブ。
仲間とのつながりなしには幸せに生きられない、そんな思いを参加者と確認できました。

師走。
あわただしいですね。
来年もまたよろしくお願いします~